
・補聴器を買ったんだけど、雑音が気になって使わなくなってしまった
・補聴器を使ってみようと思ってるけど、周りの人からいい話をあまり聞かない
こんな話やお悩みをよく聞きます。
今日は、補聴器がどのような物なのかを簡単に・ポイントだけお伝えしたいと思います。
この記事を読んで、補聴器そのものや補聴器を使っている人の聞こえ方を
少しでも理解(イメージ)して頂ければと思います。
【 目次 】
1:雑音がしない補聴器ってありませんか?
2:雑音の正体は?
3:補聴器のしくみ・役割は?
1:雑音がしない補聴器ってありませんか?
私たちが、お客様に補聴器を体験して頂いている時によく言われるコメントがあります。
「 聞こえやすくなったけど、雑音も聞こえる 」
本当によく言われる言葉です。
では、雑音が全くない補聴器ってあるんでしょうか?
答えは 「 NO 」 です。
ただしこの答えに関しては、補聴器を使う人によって様々ですし
補聴器を取り扱っているメーカーや小売店の方によっても違うと思います。
今回は補聴器を使う人側に焦点をあてて、お話させて頂きます。
補聴器を使うで
「雑音もないし、よく聞こえるようになった」と言って頂ける方も大勢いらっしゃいます。
反対に「雑音もよく入ってくる」と言う方もいらっしゃいます。
なぜ使う人によって大きく差がでるのでしょうか?
そもそも補聴器を使う人にとっての「雑音」とはなんでしょうか?
少し紐解いて考えていきましょう。
【 1:簡単まとめ 】
雑音が全くしない補聴器はない
使う人の耳や環境で雑音は変わる
雑音の正体は?
そもそも「雑音」とは
・不快に感じられる音や騒がしくうるさい音
・必要な情報に対して聴取の妨げになる音
になります。
補聴器を使う方に該当する「雑音」は
話や言葉の聞き取りを邪魔する音や、自分の生活環境で変動する音
という事になります。
補聴器をつけることによって、普段は聞こえにくかった声や
入ってこなかった環境音が急に聞こえだします。
例えば、食器のぶつかる音や新聞や広告など紙をめくる音
それにスリッパでパタパタ動く音など。
要するに、普段聞こえない音が急に入ることで煩わしさ(わずらわしさ)を
感じます。
雑音と感じる音の正体のひとつが、この急に聞こえだした環境音です。
そしてもうひとつあります。
それは補聴器から入ってくる「音」そのものです。
実は「補聴器をつければ、以前のように聞こえる」というイメージをお持ちの方が多いようです。
そのために
補聴器をつけた時の音と、生で聞いていた時の「差」を大きく感じてしまい
色んな音を「雑音」に感じてしまう場合があります。
あくまでも、補聴器は「精密機械」なので、どうしても差が出てしまいます。
では、補聴器の役割はなんでしょうか?
【 2:簡単まとめ 】
補聴器をつけることで、急に聞こえだす環境音が雑音に感じてしまう
補聴器を通して音を出しているので、あくまでも機械的な音になる
補聴器のしくみ・役割は?
ここで、補聴器のしくみと役割を簡単に説明します。
補聴器本体のしくみを、大きく分けて3つです。
マイク / アンプ / レシーバー
マイクで音を集めて ⇒ アンプで音を増幅・加工して ⇒ レシーバーから音を出す。
補聴器の役割は「言葉や話声を聞きやすくする」ものではなく
「音を集めて、加工して出す」というものなのです。
要するに、言葉をなるべく分かりやすい状態に加工してくれる精密機器です。
「補う」という文字通りの補聴器なのです。
お客様ひとりひとりの聞こえにくさに合わせて、私たちスタッフがフィッティングを行い
補聴器をなるべく使いやすい状態にしていきます。
補聴器の音を最初から大きくするのではなく
小さめの音から初めて、少しずつ耳(聞こえ)を慣らしていくことが大切です。
フィッティングを行うことと定期的に聞こえの確認を行うことで、補聴器として役割を
十分に発揮してくれます。
【 3:簡単まとめ 】
補聴器は耳の聞こえを良くするものではなく、使用する方の聞こえを補助する為のもの
補聴器の「聞こえ」に少しずつ慣らしていく事で、役割を果たしてくれる
今回の記事で
補聴器の事をすこしでもご理解いただければ
嬉しく思います。
ご興味がある方は、店頭へどうぞ!
補聴器メーカーによっては2週間の補聴器レンタルも行っています。
ぜひご利用ください。
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メガネのルックワン 網干店
所在地 姫路市網干区大江島古川町135-1
TEL 079-271-3350
営業時間 10:00~19:30
定休日 木曜日
アクセス方法 お車:250号線大江島交差点北へ50m
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